社会保険労務士法人大槻経営労務管理事務所

労務トラブルの多くは採用時のミスマッチが原因で起きています。 そして、「新入社員が思ったように活躍してくれない」といった人材採用の失敗のほとんどは、採用活動時に“正しい情報”を伝えていないことが原因となっています。求人への応募数を増やすことだけを考えていては、採用のミスマッチを防ぐことはできません。

育成・教育のシステムが整っておらず、「新入社員が一人前に育たない」「管理職が育たない」「業務が属人化している」といった課題を多くの企業が抱えています。また、「なにを教育していいかわからない」という悩みを抱えている企業や、育成が自分の役割であると管理職が認識していない企業も多いのが現状です。社員が成長しないのは、その社員の問題ではなく、育成・教育制度の不備が要因であることが大半です。

経営理念を掲げても、それが社員一人ひとりにまで浸透していないことが多いものです。経営者の想いを経営理念として社員に伝えていても、それが社員の行動に反映されるまでにいたっていないのです。社員としても理念の実現のためにどのような行動が必要なのか不明瞭であるため、「理念を伝えられても、どうしていいかわからない」という悩みを抱えてしまいます。